久しぶりの遺跡
ひさしぶりにバガンへ行ってきました。往復とも夜行バスです。ヤンゴン出発は昼の3時、帰りは同じく昼の3時にバガンを出発です。ヤンゴンを発つ当日、2時半にアウンミンガラ・バスセンターに着きました。席は狭いです。本当は揺れが少ない前の座席のほうがいいのですが、今回は突然のバガン行きだったので後ろのほうの座席になってしまいました。座席は後ろに倒れない、足が伸ばせない、つらかった・・・。夜8時ごろ、レストラン前に止まり夕食です。おかずはさめているし、お肉は硬い。まずかった〜。朝2時ごろにもう一度休憩がありました。
|
|
ニャンウー・バスセンター
|
翌朝7時ごろ、ニャンウー・バスセンターに着きました。ヤンゴン〜バガンは14時間ほどかかります。通常は早朝5時半ごろに着きますが、今回は遅い到着になりました。早速、宿泊予定のバガンタンテホテルへ向かいました。ホテルはスーペリアとデラックス2種類ありますが、私たちはスーペリアに泊まりました。バスの中では一睡もできなかったため、午前中はホテルで休憩しました。
ほとんどの中級〜高級ホテルはオールドバガンに集まっています。ニャンウーはゲストハウスが多いですが、中級のタンテニャンウーホテルや高級のミャンマーとレジャーホテルなどはニャンウーにあります。また、ニューバガンにも中級ホテルがあります。
|
|
シュエミャンマーのミャンマー料理、添え料理もたくさん出された。 |
12時ごろ、昼食をとりました。最近地元でも有名な、シュエミャンマーIIで食べました。鶏肉、マトン、豚肉のカレー、フライドチキン、川魚炒めなどの料理が食べ放題です。サイドディッシュも4, 5種類くらい出てきました。スープも美味しかったです。ミャンマー人は1700チャット、外国人は2500チャットです。食後にはラペットウッ(食べるお茶)、ズィータニェッ(タマリンドとヤシ砂糖で作られたお菓子)、ペチャウンなどの現地のデザートがサービスで出ました。
|
|
バガンの名産、『ペーチャウン』 |
食後は寺院を参拝してまわりました。バガンでは有名な寺院が4つあります。最も高いタビィニュ寺院、高い技術で美しい姿をしたアーナンダ寺院、重厚感のあるダマヤンジー寺院、そしてシュエズィーゴンパゴダです。伝承によると、バガンの遺跡群を「レー・ウイン・ヨー・タン・タ・ニャン・ニャン」バガンパヤーパウンといわれ、数字で表すと4446722になります。
その日、これらの有名な4つの寺院と他に二つの寺院をまわりました。パゴダ詣りの後、最近出来上がったタワーに行きました。タワーの隣にはバガンで最も高いホテルArieum Palace Hotelがあります。タワーは12階建てで20メートルほどの高さ。会議室、ミニ映画館、コーヒーショップ、お土産ショップ、レストランなどが入っています。トップフロアから夕日を鑑賞します。高いタワーから見る夕日もきれいですが、景色が開けるのは正面だけです。パゴダや河からだと360度全てが景色なので、自然をもっと感じられます。その日は曇っていたため、夕日はあまりきれいではありませんでした。いつもの行いが悪かったのかな? 夕食はシュエミャンマーI で取りました。IIの方が美味しかったです。Iは油が多いし、料理は古いような感じで、まずかった。サービスも良くなかったです。
|
|
遺跡バガンの素敵な日の出! |
朝、5時半に起こしてもらい、馬車でサンライズを見に行きました。6時半位から太陽はゆっくり、ゆっくり、ダマヤンジー寺院の横から上がってきました。7時半頃ホテルに戻って朝食をとりました。エーヤーワディ河を眺めながら木の下でとったビュッフェの朝食です。
|
|
ポッパ山をポッパマウンティンリゾートホテルから眺めた風景 |
今日はポッパ山に向かいます。ポッパはパガンから45分のドライブです。途中でヤシの木から作るヤシ砂糖やヤシ酒の作り方を見せてもらいました。また、マメを臼に入れて、牛の力で臼をひくと油が出る様子も見学しました。そこでゆっくり見ながらラベットゥッとお茶を味わいました。お茶も美味しかった。そこは外国人がよく寄っていますので、観光スポットになっています。バガンにはヤシの木が多いです。以前は価値はなかったですが、今は一本2万チャットだそうです。
ポッパ山に着きました。ポッパはミャンマー人にとって大切なところです。ナッの神様が集まるところです。麓に着いたら物売りの人々がやってきました。「お供えの花、買って下さい。猿の餌、買って下さい」と、物売りの人たちが競争して売っていました。麓から頂上までは石段で上ります。そこで猿たちは「餌下さい」という顔をして見ていました。ポッパには猿が1千匹以上います。可愛いい!バナナを買ってあげました。
|
|
ポッパマウンテン・リゾートホテル(Popa Mountain Resort Hotel
|
頂上にたどり着きました。去年は大雨でポッパ山へ行く道は土砂崩れで石段も壊れていましたが、今は補修されています。工事をしているのも見ました。頂上にはナッのパゴダしかありません。ポッパ山の帰りはポッパマウンテン・リゾートホテル(Popa Mountain Resort Hotel)を訪ねてみました。ホテルは大山(ポッパ山隣の大きな山)にあり、緑が多い。マウンテインビューのお部屋から見えるポッパ山、鳥の声、森に中に自分はいているような雰囲気で、心を癒されました。ホテル内でも様々なお花、木、ラン等で落ち着いた雰囲気でした。ホテルではイチゴのジュースを飲みました。ポッパでとれたイチゴです。美味しくて、疲れがとれたと思うほど。きれいなポッパの風景を眺め、新鮮なイチゴの味、これだけで十分ラックスできます。
|
|
ミャンマーのおやつ黒佐藤「タ・ニエッ」 、食事後のデザート |
ポッパで自然を満喫しバガンに戻り、ニュンウー市場へ向かいました。朝だと八百屋、魚屋なども開いています。市場自体は17時まで営業します。バガンのお土産として有名なタマリンドフレーク(タマリンドのお菓子)、ペチャウン(豆とヤシ砂糖で作ったお菓子)などを買ってきた。夕方はエーヤーワディ河沿いをボート乗りながら夕日を眺めたかったので、ボートをチャーターした。エーヤーワディ河は前より砂浜の幅が広くなっているように思えました。河の中で砂州が山みたいになっていて、その砂州の低地では稲を育てていました。また、途中で河の砂を船で運んでバガンの建設会社に売っているのも見ました。砂を運ぶため家族全員を連れて、砂州に小屋を作って生活しています。11月〜4月まではここで生活しているそうです。
|
|
ブーパヤーからも乗れる観光舟 |
今日は行いが悪くなかったのかもしれない。雲の切れ間から光っている夕日はとても素晴らしいものでした。地元の人々から「なぜこんな太陽の写真を撮っているの?」と不思議そうに言われました。地元は珍しくないですが、たまにしか来られない人には貴重な風景です。山に沈んだ太陽の光は空に光って、その光は河に落ちています。その場面は目から心に入ってしまいました。バガンの美しさを目のレンズを通して心のフィルムに撮りました。
夕日が終わり、ボートはブーパヤーに戻りました。一日中走り回ってお腹はとても減っていました。今度はタラバーゲートの近くにある、タラバーI に行って見ました。今度も、ミャンマー料理を注文しました。レンガで作られたお店はきれい。タラバーI の後ろはタラバーII。どちらもきれいです。中華料理もミャンマー料理も美味しいと有名。キチンカレー、豚カレーを注文しました。本当に美味しかった。
|
|
食べてきたタラバーゲートの近くにある、タラバーI |
翌朝はヤンゴンに帰る日。今回は、バガンに着いた日に帰りのバスチケットの分も買っています。早めの買ったので、バスの真ん中位の席をもらえました。帰りは座席を後ろに倒すことができます。行きより楽、ある程度は寝れました。途中でグエチョという場所でガソリンを入れました。そこでは物売りがりんごを売っていました。10個で200チャット。へえ、結構安い。「10個頂戴」と買ってしまいました。お金を払った時、2000チャットと言われました。あら、200チャットじゃない?どうしよう・・・。自分の聞き間違いだったのかと思いました。でも違いました。
隣の男も同じく10個で200チャットと聞いていました。バスに乗った後で車内の人達もその話題をしていまた。確かに聞き間違いではありませんでした。一個200チャットでも、この場所では高いといえないのに、なぜ騙そうとしたんだろうか・・・。そして、バスは早朝5時半にヤンゴンに到着してバガンへの旅も終わりました。
ひさしぶりに行ったバガンでは新しいレストランも増えました。面白そうなお土産ショップも見ました。今までより品質が高い漆のお店も行けました。どこでも時間は流れていますね。自分の頭を更新しないといけないと分かった、この頃のカインカインエーです。
ミャンマー写真館にバガン3の写真を詳しく見られます。 。
|
by カインカインエー |
|
2007年3月20日 記 |
|
|
|
|