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ミャンマーのデルタ と有名な、エヤワディ管区、モーティンズンへの船旅です
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モーティンズンへの船旅

2007年になって、初めての旅に出た。2月半ばの事だが、5日ばかり旅に出ようと考え、何度か通り過ぎてきちんと観光した事が無いバテイン(エヤワディ管区)に決めた。9年前にチャンタービーチに友人達と行った時は、途中にあるバテインに着くまでに、橋がかかっていない河があり連休で多くのミャンマー人がチャンターを目指していてこの河を車ごとフェリーで渡るべく、船着場に車が数珠繋ぎになってた。信じられない話だが、我々の車はフェリーに乗り込むまでに5時間も待った。

バテインを過ぎると、もう1つ橋がかかっていない河があって、そこでも2時間以上待った。結局早朝4時に出発して、チャンターに着いたのは夕方の5時を過ぎていた。しかし、今はこの2つの河にボンミャトン橋とバテイン橋がかかり、乗用車で行くとヤンゴンからチャンタービーチやグイサウンビーチまで5時間くらいで行ける。便利になったものだ。もちろんバテインも2時間半から3時間で行ける。しかし、そう簡単に行っては面白みが無い。ヤンゴンから船で行くことにした。

ヤンゴンの港
ヤンゴン〜パテインへの高速艇

前日にチケットを買いにワーダー通りの船着場に行った。ウロウロしていると、見るからに小悪人という面構えの男が、「何処に行きたいんだ?」と聞いてきた。「バテインまで船でここから行ける?」と聞くと、その男は付いて来いとばかりに手招きして、近所の喫茶店に入った。`店の隅に、小柄ながらここらあたりでは、いい身だしなみの男が座っていた。隣に小太りの女性が座っている。男女共に胡散臭い。

結局案内した男は走り使いで、この小柄の男がチケットのプエザーのようだった。「Foreigner じゃないよね?」と聞くので「Foreignerだよ」と言ったのだが、ちゃんと聞いたのかどうか「12000ksでいいよ」と言うので言われたとおりに金を払い、「チケットは?」と聞くと、メモ紙に何か書いて「明日の夕方4時にチケットは渡す」という言葉に、ちょっと不安がありながらも兎に角次の日夕方4時過ぎに、旅支度してそのサテンにやって来た。

例の走り使いの男、昨日「俺にも1000ksモンボウ(小遣い)くれ!」といった男が近づいてきて。「船が急に変わったんだ」と荷物を持とうとするので断った。この手の男は、ちょっと親切した振りしてモンボウを要求するからだ。乗船してみると、船長が「え? Foreigner ? ダメだよ。ドルでちゃんとチケット買わなくちゃ乗船できないよ!」とたぶんインド系だろう真っ黒な顔と怒ったような目で取り合ってくれない。そこへ昨日のプエザー男がやってきた。

「だから昨日Foreigner とはっきり云っただろう! ドルで正規にチケット買うから昨日渡した12000ks返してくれ」と一気に言ってやった。

しかし、普通のミャンマー人でも一旦手に入れたお金を返すようなことはしない。ましてやプエザー男(仲介業者)である。絶対に金は返さなかったが、ドル料金の最低料金7ドルのチケットを買ってきた。ガイドブックには、2ベットのキャビンが45ドルとあるし、G&G旅行社のマ・カインカインエーもそれくらい掛かるといっていたので、この件は7ドルと12000ksで納得することにした。

しかし、人間も多いがやたら荷物の多い船だ。貨物船といっていいくらいで、その45ドルのキャビンは2階に数部屋並んでいる。私が案内されたのは、1階部分にあって荷物を掻き分けた舟先にある「Captain Room」と書いてある。木製のベットはあるがクッションも毛布も無い。結局 旅も1日目から腰痛と風邪引きになってしまった。

ここで旅には直接関係ないが、ミャンマーのプエザーについて少し述べてみよう。例えばアパートを捜す、電話を付けたい。お手伝いさんを雇いたい。車を借りたい買いたい、全てプエザーを通すのが普通である。

以前に悪名高いミャンマーエアウェーズの飛行機で地方に行った時も、なぜかプエザーを使わないとなかなかチケットが買えないと聞いて、**というプエザーの名前まで聞いて事務所に行くと、はたしてランニングシャツのその男がいた。

確信はもてないが、何故船や飛行機のチケット売り場にプエザーがたむろしているのか?自分なりに考えてみた。チケットは正規料金で、それで売っても公務員であるチケット売り場の者の収入になる訳ではない。そこでプエザーという仲介業者が、正規料金+プエザー料で依頼者から現金を貰う。プエザー料の半額くらいをチケット販売の職員に還元して職員プエザー双方が潤うように出来ている。

客にしてみても煩雑な手続きを代行してくれるので、このプエザーのシステムはなかなか無くならない。なんともミャンマーならではのシステムである。

パテイン
パテインへの高速艇

さて、船は夕刻5時過ぎにとろとろとヤンゴン港を出発した。ヤンゴンの街明かりを眺めながら、船はダラー地区に入り、トンテイ運河を西に進んでいる。
ダラー地区は、ヤンゴンのストランド通りの川向こうだが、橋がかかっていないので、驚くほど田舎である。船で5分も行くと農地と牛とニッパヤシを葺いた農家を眺めることが出来る。それにかなり遠くにあるシュエタゴンパゴダがはっきり見える。

船が出発してから八つ頭があるというヤマタノオロチのようなエヤワディ河の支流をつなぎながら進み、10時間半でワーカマという河の港に着いた。(港は全て河の港)そこでしばらく停泊して、つぎにミャンミャウ港に翌朝の10時に到着。1時間停泊したので町に出て通りをカメラに収めた。目的地のエヤワディ管区最大の港町バテインには午後3時に到着。なんと全行程22時間も掛かった。

先にも書いたがバテインは初めて来たわけではない。何度か通過し1度など友人の友人宅に泊まったこともある。しかし、夕方着て早朝にチャンターに出発したので、ゆっくり町を見学したことは一度も無い。

河の港のメイン通りをサイカーで見学している。米屋が軒を連ねている。あることを思い出した。先ほどの友人とは別人だが、日本から10年ぶりに帰国したミャンマー人夫妻と来た時、夫の方が「この辺の米屋に昔の友人がいるはずだ」と言って、車に乗ったまま果たして記憶力の良い彼が家を探し出した。10年ぶりに旧友と再会できたのだが、しばらくして沈痛な面持ちで彼がその家から出てきた。 なんと彼が家に入ったのが、旧友の父親が丁度亡くなったその時だったそうだ。人生にはそんな再会もあるのだ。

エーヤーワディデルタの夕日
エーヤーワディデルタの夕日

サイカーを雇い、ホテルに荷物を置いてカメラを片手に、市内のパゴダを撮影に走った。取り立てて珍しいパゴダは無いが、ヤンゴンに比べてもそれほど見劣りのしないパゴダがたくさんある。やはり19世紀から肥沃なエヤワディ・デルタから収穫される米の貿易港として栄えた栄光の名残が町のあちこちに感じられる。また中国正月の最中である。龍の舞や獅子の舞の行列で街はお祭りムードは最高潮である。多くの貿易主が中国系なのだと思う。アジア諸国で経済を牛耳っているのは大体タイでもフィリピン、インドネシア何処も中国人なのだ。

夕食にマカインカインエーも、バテインのエッセーで書いていた、有名な食事の店「カカジ」に行く、珍しい名前だ。オーナーの趣味だろう(日本にも似たような店があるが)有名俳優 女優 モデルが来店した時の写真が壁の両側にびっしり貼られている。ここまで徹底されるともはや小気味良い。

翌日(3日目)昨日回ってないパゴダを3つばかり写真に収め、午前10時2日間雇ったサイカータマーと別れてモーティンズン行きの高速艇に乗る。エーヤワディ川の支流の1つであるバテイン河を南西に下る。川の流れに沿って割合直線に近い航路10時間以上と聞いていたが、6時間くらいでエーヤワディ管区西南端のモーティンズンに着いた。

モーティンズンパゴダ
モーティンズンパゴダ

ズンというのは「端」という意味である。港はなく浜に船は泊まり。浜は観光客向けに臨時の店が並んでいる。そこからトラックカーやバイクで岬(ズン)まで行く。

モーティンズンのパゴダ祭りは、ミャンマー人の間では有名で1度は行きたいと思っていたが、周りのものも誰も行ったことが無く情報が無いままここまで来てしまったが、全く何も無いところだった。1つの町になっていると想像していたのだが、宮崎県青島にある「鬼の洗濯岩」のような岩がごろごろしている海岸に白いパゴダが1つ。その海岸に30メーターくらいの小高い丘がありその頂上に黄金のパゴダがあり。パゴダ祭りの期間中(2月16日から3月2日まで)だけ出店が賑やい仮設の宿泊施設が建てられている。

続々と観光客、仏教関連の客ゆえ参拝客というべきか?兎に角何も無いところに人があふれている。海岸のパゴダで写真を撮っていると、「カメラ料金700ks支払ってください」と若者2名から言われた。ミャンマー随一のシュエタゴンパゴダの境内でさえ300ksである。腹が立ったので「デジタルカメラだから今撮影したものは消したから、カメラ料金は払わない」と大人気ないが言ってやった。こういう輩との口ケンカは私は一種のゲーム感覚でやっている。

モーティンズンパゴダ祭り
祭り期間中に出る臨時お店

私が宿泊した施設は、黄金のパゴダが立つ丘の向こう側(と言っても300メーターも離れていない)常設の学校か倉庫のような建物を、小さく部屋割りしたもので4000ks。やはりゴザがしいてあるだけで毛布も無い。ズボンと長袖シャツで、ロンジーを1枚床に敷きもう1枚を毛布代わりにかけて寝た。ヤンゴンからバテインまでの船の中ほど寒くは無かったが、ごつごつの板の上、何度も目が覚めた。真夜中どうしても眠れないので、外に出て天を見上げた。満天の星空。この星々を眺めただけでもこの地に来た価値があったと思う。

さて4日目の朝。早速朝日を撮影に海岸(浜)に出て夢中で撮影していると、また例の2人組がこんな朝早くからやってきて「700k払え!」とうるさい。パゴダの中で無く海岸である。この自然の場所がカメラ料金がいるなんて、パガンでも聞いたことが無い。パガンは入域料金を外国人に課しているが、なんとなく納得できなくて、「どういう理由でどういう役所からの指示でカメラ料金が決まったか説明してくれ!」と迫って、相手がしどろもどろしている内に、気分が悪いしそのまま宿に引き返した。何も無いところだし帰ることにした。

モーティンズンという小さな町があるとばかり思ってきた場所だったが、仮設の食堂も宿泊施設もやたら高いだけで、あるサテンに売っていたみかん、旅の女性が「1個いくら?」と聞くと「400ks」という応えにびっくりしていた。この後バテインに戻ってみかん買ったが1個は100ksであった。何しろ年に1度のお祭り、浜に立てられた仮説の食堂もやたら高いばかりで不味く、子供の物乞いがたくさん寄って来る。物乞いも祭り目指してこの南西の端までやって来ているのだ。

エキスプレスボート
エキスプレスボート

帰りはバテイン河を北に向かい、河の流に逆らって登ってゆくので行きの6時間よりは相当時間が掛かると覚悟していたが、実際に乗ってみると不思議なことに帰りも6時間でバテインに到着した。バテイン河(エヤワディー川の支流の1つ)の川幅の広さは、今まで見た河の中で一番だと思う。バンコクを流れるメナムチャオプラヤーや、カンボジアのプノンペンでメナム川も見たがその比ではない。またヤンゴンでもパゴー河とライン河が合流してヤンゴン河になるところも川幅が広い。しかし、ターリン地区に渡るターリン橋で2kmというから川幅はそれ以下だろう。目測で不確かだがバテイン河の川幅は,有にその5倍はありそうだ。向こう岸ははるか彼方島影のように見える。

また水の色がパガンを流れるエヤワディ川などと比べると、同じミルクコーヒー色でも色が薄く飴色のよう。しばらく行くと水の色に緑色が混ざり何か不思議な美しさである。光の具合でそう見えるのか?しばらくするとまたミルクコーヒー色に戻っていた。いろいろな支流の水が混ざり合うので出来る色合いかもしれない。

1日目から風邪を引いた今回の旅バテインにつく頃には、かなり頭痛が激しくなっている。港にいた汚いおっさんのサイカーに頼み薬屋まで行ってもらう。料金はかなり乗ったのに200ks。2日前に2日間夕方とモーティンズンに行く前の早朝1時間で、7000ksも若いサイカータマーに支払っていた料金がかなりぼられていたことにその時気が付いた。(やられた〜)

感じのいいサイカータマーと思い夕食も一緒にとったのだったが、やはり旅行者はカモなんだと薬を飲み飲み思った。ホテルでぐっすり眠り。5日目の早朝7時の出発バスに乗るべく10分前にバス停に行くと、もう出てしまったという! チケットに7時出発と書いてあるのに!しかし、バス停の男が「バスはバテイン市内をあちこち巡っているので市内の最後の停留所にオートバイで追えば間に合う」と言う。それで停留所の前に待機していたオートバイタクシーに乗ってその最後の停留所に行くと、果たしてバスはまだ来ていないと言う。来ていないどころかそこで30分くらい待たされて、3時間半かけてヤンゴンの西の端ラインタヤーに着いた。

そこから市内行きバスに乗って戻ってきた。ヤンゴンに着いたころには頭痛は完全に良くなっていた。

By ベーダー
 2007年 2月26日 記
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