スローボート情報 (3 )
今回は5〜6箇所の停泊、1箇所にだいたい30分ぐらい停泊する。(停泊時間は決まっているわけではなく、要は人と荷物が積めれば出発する。今回は両方とも多かった様子)途中 ボートで船に横付けして乗り込んできた人もいた。前項の様に到底港と思えない所に停泊する。回りに民家すら無い所もあり、船を下りた人たちは地平線に向かって歩き出す。っといった感じ これからどこまで歩くのか?
驚いたのは寄港1箇所目(看板もなにもないのでどこに停泊したかは不明)で 子供達が川岸に集まっていた。船が近づくと「ミスター、ミスター!」と声を出し両手を広げる。何事かと思っていると 殆どの欧米人が子供に向かってボールペンを投げている。それを子供達が争うように取ろうとする。だんだん加熱してきて、川に飛び込み取ろうとする。ボールペンは1個1個 が包装されており、事前にこの時のために準備してきた様子。正直 見ていて愉快な感覚は持てなかったが、子供達も楽しんでいる様子なので、僕もキャンデーを子供達に投げ与える。結局 その後数箇所停泊したが、このような騒ぎがあったのは、この港だけで他の港では黙々と人と荷物が搬入されるだけで、子供も手を振るぐらいで無関心。欧米人もまったく岸側に来ようともしない。ただ港、港で現地の生活やおもしろい光景が多数見れ、とても興味深かった。
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1F ミャンマー人専用 |
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2F 外国人専用 |
船はひたすらエヤワディー川を南下する。途中の寄港以外は、たまにパゴタが見えるだけ。船はひたすら遅く、クロールで泳ぐ方が遥かに速い印象。ただ船内はどこにでも自由に行き来でき、船長室も真横で見れる。見ていると 川ではあるが海図のような物を見ながら操舵しており、浅瀬を避けている様子。川幅はかなり広いにも関わらず、確かに真っ直ぐには進んでいない。(ガイドブックにもあったが、乾季に座礁も有り得そう 川幅からは想像もできないが。)欧米人はうろうろする事なく、じっと本を読んでいるグループ、みんなでビールを飲みながら騒いでいるグループ。踊りだすグループといった感じで、名々楽しんでいる。 結構多国籍な様子。
今回 チェキ(名刺ザイズのポラロイドカメラ)持参していたので、1Fに行って子供達の写真を撮って、その場であげる。みんな不思議そうで、うれしそうで まわりの大人たちに見せびらかしていた。お陰でコミュニケーションが図れた。バガンに近づくにつれて日が暮れてきた。若干肌寒さを感じている頃になるとバガン一つ手前の港で、布をもった女性が乗り込んできた。要は温度差を分かっていて、肌寒くなった乗客に毛布のようなものを売り込んでいた。(快晴にも関わらず、夕方になると少し肌寒く感じた。十分我慢できる範囲であったが、天候不良だとおそらく布を買うハメになっていたと思います。長袖一枚は念の為準備していた方がよさそうでした。)ちゃっかりしている。ただ驚いたのは売り込み先は欧米人がメインで、日本人の私達には見向きもしない。やはり、きっちりと弁当を持参したり、ボールペンを予め用意したり、売り子さんの対応を見ていると、欧米人にとってはこのリバークルーズは結構メジャーな行程の一つかもしれない。あと、マンダレーからずっと乗っているマッサージをする女性がいた。航行中ずーっと「マッサージ?」と言いまわっていた。バガンにつく頃は日が傾きだしてきた。マンダレイを出航してからおよそ12時間。長旅でしたが、さほどその事を感じませんでした。夕日に黄金のパゴタが映え、あぁとうとう着いたなぁ っていう感動がありました。
バガンでは手前の港に到着した。(ガイドブックでは2ヵ所有る様子。もう一箇所はバガンダンテホテルの近く?)前述の通り、港と言ってもなにも無く、ただの川岸に到着した。といった感じ。大型の観光バスが数台 とあとは馬車とサイカー。タクシーが2台程止まっている。欧米人は早々に観光バスに乗り込む。スーツケースもあり、馬車ではムリそうなので焦ったが、タクシーの一台が乗せてくれた。イメージではもっと客引きが押し寄せてくると思っていた。
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バガンの一つ手前のパコック港 |
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