レーモンダインと呼ばれる大嵐の中、バングラディッシュに隣接するヤカイン州に行ってきました。飛行場があるシットゥエーに行き返り1泊づつして、そこから河を北上したミヤウ市に5泊しました。
ミャンマー人もほとんど知らない、アラカン古代都市 BC3000年と考古学の本にあるのですが、その証拠になる第一資料は記載がありません。例えば邪馬台国、卑弥呼だと中国の魏志和人伝でしたっけ、3世紀の記録が残っていますが、、、
古代王国最古の城壁跡が航空写真で確認できるというジャウドー市(ミヤウの北西部)には、事前の許可が必要というので、今回はミヤウで遺跡めぐりをしました。ミヤウの遺跡はぐっと新しく15世紀から18世紀のものです。
シットゥエーの博物館 ミヤウの博物館 マハムニ博物館なども回りました。4世紀ウィサリ王朝からは、仏像や石碑など数々の考古学的に貴重なものが数多く発見されています。
ダニュワリ王朝(BC3000年~AD340年)ウィサリ王朝(4世紀~8世紀)レイミョウ王朝(8世紀~15世紀)ミヤウ王朝(15世紀から18世紀半ば)1752年に今のヤンゴンを征服した、アランパヤー王(ビルマ族)によってミャンマー統一王国になったので、このあたりでヤカイン王朝は崩壊していると考えられます。遺跡の町として有名なパガンに負けないくらいに、優美なパゴダが山間部にも点在して、日本人にはほとんど知られていませんが、ヨーロッパ人には有名で、この大雨の中ドイツとオーストラリアのツアー客が来ていました。
写真は、17世紀ポルトガル人が自国に、アジアで一番壮麗で優美な城郭都市と報告したミヤウの城郭跡です。