勝間和代の「3毒追放」とミャンマー仏教

勝間和代の「3毒追放」とミャンマー仏教
2月にヤンゴンに来た友人が勝間和代の本を2冊くれた。勝間はカツマーという信奉者が急激に増えてきている 今最も旬な人。先日NHKスタジオパークに出演しているのを偶然見た。 美人である。慶応大学在学中に19歳で公認会計士の試験合格、21歳で結婚出産、 2度離婚を経験して今現在40歳で3人の娘の母で、経済評論家。 2005年に「世界で最も注目される女性50人」に選ばれる。
上記がざっとした彼女の経歴だが、彼女の著書の中に、 自分自身を成長されるための「3毒追放」を実行することによって、 飛躍的に自己実現が加速されたとある。 その「3毒追放」であるが、「怒らず、妬かず、愚痴らず」の3つである。 文字にすると簡単に見えるが、実生活でこの3つを抹消するのは、
かなり難しい。その本にはこの勝間の「3毒追放」のシールまで、付いている。 そのシールを日記やノート、壁などに貼って眺めていると、 勝間の著書には、「3毒追放」が仏教に基ずくとあるのが気になって来た。
11年前にヤンゴンに住み始めて、ミャンマー人に最初に教えら れたものに、ミャンマー仏教の「3つの戒め」がある。 ミャンマー語で「ローバ、 ドーダ、 モーハ」を慎めと言うものである。日本語に翻訳すると「欲、怒り、無知」を慎めとなる。 勝間の3毒と比べると、「怒り」のみが共通だが、人を妬くのは「欲」の裏返しだし、愚痴るのは「無知」から派生するものと言える。
今現在もっとも、ビジネスの最前線の指南書が、2500年前の教え仏教に基づいていることに、なにか不思議な感動を覚えた。

「ちょっと前の月刊誌から」

「ちょっと前の月刊誌から」
雨季がまだ続いています。衣類や本などにもカビが生えたり、水分を吸って分厚くなる本もあります。それで本棚の整理をしていると、2001年のマガジンと呼ばれる月刊誌「FACES」が出てきました。今この雑誌は廃刊になっていると思われます。現在もファッション雑誌だけでも20冊以上の月刊誌がありますが、1年以上生き延びる雑誌は稀です。日本からの訪問者から頂く日本の雑誌もそうですが、私は絶対に捨てません。1年後2年後5年後に読み返して見ると、また別の意味で面白いからです。
5年前に注目されていた芸能人で、ぷっつり消えている人。今は誰も振り向きもしないその頃の『流行』、スキャンダルで消えた有名人等など、ちょっと前の雑誌というのは、けっこうこういう楽しみ方があるものです。ミャンマーの雑誌でもそれは同じです。まず表紙を飾る5人の美女(?)真ん中の黒ぽい上下を着ている女性は、チョースーキンという歌手で、2度目の夫の間に子供が1人いて、山口百恵の「いい日旅立ち」のカバー曲などを歌っています。今現在も人気があります。写真撮影の頃は独身だったはずです。

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