マンダレーから河船に乗って北方に1時間あまり、ミングンにやってきた。完成していれば世界1の大きなパゴダになっていたと言われるミングンパゴダがあるところだ。世界NO3(?)の大鐘も有名だが、前に訪れた時ミングンパゴダの横にある、このシンピューメパゴダを撮影するのを忘れていた。
仏教世界の須弥山(シュミセン)を具象化したパゴダだという。波のようにうねったモチーフが7層構造の白いパゴダになっている。ここでも「線香売り」の子供がうるさく付きまとう。ピューと言うのがミャンマー語で「白い」という意味で、亡くなったシンピューメ王妃を偲んでバヂードー王(在位1819~1837)が建てたパゴダだそうだ。
ミングンパゴダの台座に登って風に吹かれながら、雄大なエヤワディー河を眺める。地震でひびが入っているが堅牢で上まで登ることが出来る。完成していれば高さが150メートルに達したそうだ。河船でマンダレーから来ると、かなり離れたところからこのミングンのパゴダが見えてくる。以前来た時は車道を車で来たが、去年の洪水でただでさえ悪い道が更に悪路になっていると言うので河船で来た。観光客の外国人はドル払いの優雅な河舟で来ていた。ミャンマー人は片道250ksくらいの小さな乗合船がある。当然行きも帰りもその舟に乗った。