ボーダー(全寮制の塾)

ミャンマー教育、ヤンゴン以外の塾
パゴー管区のピューという町です。ヤンゴン方北東マンダレーまでいける街道沿いにある街です。車のスピードにもよるが、バスに揺られて7,8時間掛かった。 後4時間くらい進むとネーピードウ(**が勝手に新首都と呼んでいる)に至る。
写真の看板、黄色の字はヘインテと読み塾の名前です。白い色の字は、ボーダーと読み全寮制の塾を意味します。近所にいた10学年生が写真に納まりましたが、9学年生もいるし、女子もいます。看板の後ろの1階が教室、2階部分が男子の寮です。女子の寮は後方にあるそうだ。


教室は他にも2つばかりあって、30人の生徒が指導の先生(助手も含め)8人と寝起きを共にしている。10学年の試験(これが大学受験資格試験の意味を持つ。合格しないと大学に行けない)が控えている10学年生の1年間の費用は、食費、宿泊費、授業料合わせて、80万ks。朝は4時起床。4時半から6時まで自習。食事の後8時まで授業。そこから高校に通う。下校後夜10時くらいまで勉強は続く。
昨年は10学年の試験27名中20名が合格したそうだ。全国平均は4人に1人しか合格できない。試験の成績によっていける大学も決まるので、医学部などを目指す生徒は必死です。
授業も見学させてもらった。ミャンマー語の授業以外は、数学、物理、地理など5教科の教科書は全部英語で書かれていて、英語で習う。英国領時代からの名残か? 見学した授業が物理だったが、私にはさっぱり分からなかった。
避暑の街ピンウールインには、もっと設備の良いお金持ちの子弟を集めたボーダーもある。費用も400万ksとか庶民の子供では絶対に通えない金額のところもある。綺麗に制服着せて、時々新聞に生徒募集が掲載されている。
生徒達は、礼儀正しくて。勉強に明け暮れる日々だが、健康そうで目も生き生きしていて、とてもいい印象を受けた。
*写真の生徒達は皆小柄ですが高校2年生(高校は2年間で別名10学年と呼ばれる)

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