サイクロン後記

先日、 開店する店に使う家具を買いに、10年來ひいきにしている家具屋に行って驚きました。
店内にひしめく様にある家具類(チーク材の家具)が、 店内の4分の1くらいしかないのです。 ここの家具はよそに比べてやや高めですが、品質がいいので長年つきあっている訳ですが、これほど展示している家具が少ないのは初めてなので、不思議に思っていると、メタボの主人が言うには、「サイクロンの後、笑いが止まらないくらい売れに売れて、 製作が追いつかないくらいだよ」と体をゆすり豪快に笑いながら話してました。
サイクロンの後、大儲けした人たちもいるんです。まず、ヤンゴンのアパートは、ほとんど8階建てで屋根はトタンです。これがかなり吹き飛ばされたり、破れたりしてますので、真新しい銀色のトタンに変えているので、  高いところから見るとヤンゴン中の屋根が銀色に光っています。
また救援活動のために米や物資を運ぶためにトラック料金が馬鹿高くなりました。また、旅行者が減少で泣いていた一流ホテルも、 ヤンゴン市内のかなりの地区で、電気と水道が止まりました。電気がない状態には人間何とか耐えられますが、水洗トイレやシャワー、洗濯など水なしでは生活ができません。それで軒並み一流ホテルのトレーダーズ・ホテルやセドナホテルでも満室が続いたそうです。
便乗値上げもあり、この時期に儲けた人も実はたくさんいたんですね。