会場は村人でいっぱい。明け方まで延々とサインワインの演奏は続く。
得度式の次なるハイライトは、サインワイン(伝統音楽の楽団)である。 近隣の村からも村人が続々と主催者の家の庭に集まってきていた。ニ昼夜、夕方から演奏が始まり明け方まで演奏と、ハタと呼ばれるコメディアンの掛け合い漫才が、会場を爆笑の渦にしていた。
ミャンマーの伝統音楽の楽団サインワイン。ワインには取り囲むという意味がある。打楽器中心の楽団である。
今回の楽団は、2つの楽団がニ交代で演奏していた。学校が休みの時期(3月から5月いっぱい)なので、団員の子供だろうか12歳と10歳の兄弟が太鼓を受け持って、手馴れた手つきで演奏していた。
ジャッパタンの芸人通で出会ったテテモーさん。19歳の芸人さん。叔母が有名な女芸人で, その叔母さんの元12歳から修行しているとか。素顔も可愛い。
楽団の中心は、サインと呼ばれる円形の囲いの中に演奏者が座り、大きな物から順に19個もの太鼓が円形の内側に付けられていて、この楽器が楽団をリードしてゆく。今回の演奏者は、歌も歌えてハタとの掛け合い漫才もやり、何よりハンサムだったので、村の娘さん達にものすごく人気があった。
しかし、2007年の村には、このサインワインに加えて、ミンタミーと呼ばれる、女性の芸人さんが歌って踊って、ハタとの絡みも上手にこなして、村中の人が熱狂的に盛り上がっていた。
この地方の中心都市のジャッパタンには、芸人通りと呼ばれる場所があって、こんな祭りのためのサインワインや男芸人や女芸人の、芸能プロの事務所が並んでいる通りがあった。
テテモウさんの舞踏。歌も良し、踊り良し、愛嬌もあった。
2007年の時は、得度式の2日前にこの通りに私も一緒について、女芸人を捜しに行ったのだ。なんか少しすれた感じの女性が多い中で、19歳のテテモーという芸人さんが、とても感じが良かったので、2日間の契約を結んで村に来てもらった。
歌良し、踊り良し、姿良し、そして性格もいい人だった。主催者の(うちのスタッフの)両親から、いい人を選んでくれたと感謝された。こうして、二日間の得度式の最後は、王子様の剃髪である。頭を坊主にしてお寺に入り1週間から10日間、見習い沙弥(しゃみ)として修行に励むのである。
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ほんてまに村あげての行事となるんですね。これからもミャンマーの習慣、祭事、生活などなどを紹介し続けてください。楽しみに拝見してます。
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何時もコメントありがとうございます。
得度式4をG&Gのスタッフ歯忘れていたそうで、先日4が残っているよ!!と言ってやっと掲載されました。
今月末か7月に友人達とラショーに行こうかと計画があります。 行きましたら又珍道中をブログに掲載して、、、