ストランドホテルと絵画のこと

歴史的価値、品格、その優美さにおいて、タイのオリエンタルホテル、シンガポールのラッフルズ・ホテルに並び賞賛されるのが、ミャンマーのザ・ストランド・ホテルです。
ホテルの前を東西に走る道路は、ストランド・ロードという。地元の人は「カンナーラン」ランとは通りのことで、意味は川端通りでも訳せる。すぐ横をヤンゴン川が流れている。
ホテルに宿泊したことは無いが、アフタヌーンティーやバーに20回近く通っただろうか? 英国時代の残照をこれほど色濃く残しているホテルは無いだろう。
 前々から絵画の事が気になってはいたが、今回は絵画好きの友人とグランドフロアーに飾られている、英国時代のストランドホテルの姿や、その当時の町並みなどを描いた絵画類を眺めて歩いた。
これは、ほとんど全部の絵画が、ストランドホテルからの資料ではなくて、1855年から1925年の英国統治時代のビルマを撮影した「Burmah」と言う写真集の中に掲載されている写真を元に、ミャンマー人の画家に描かせたものであることを知った。
内心がっかりした事は否めない。
日本から毎年やってくる友人と、今回もグランドフロアーにあるBarで、ゆっくり酒を飲んだ。バーテンさんに「日本人客は多いですか?」と聞いたら、「結構来ますよ。日本人はフレンドリーだ」と言ってくれた。
またこの写真集「Burmah」をオールコピーしたミャンマー語の写真集も出ている。


1.ザ・ストランド

2.吹抜けの2階よりロビーを望む。ロビーの壁に絵画がかけられている。

3、正面玄関より入ってロビーを望む。奥にレストランがある。

4.正面玄関より右手がBar 第2次世界大戦中、日本軍が占領当時は厩舎(馬小屋)に使われていたと言う。

5、写真集 Burmah

6、 Burmahのコピー 本

「ストランドホテルと絵画のこと」への2件のフィードバック

  1. AGENT: Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.0; Trident/5.0)
    ほんまに懐かしい良き時代の写真やストランドホテルの紹介はええですな。30数年前、ラングーンのホテルはストランドホテルとインヤレークホテル(現在インヤレークルネッサンスと思う)とタマヤホテルが日本人団体が宿泊出来るホテルでした。10数年前に海外資本でストランドホテルがリニュウアルして、1泊400USドルの高級ホテルに変身したと思う。

  2. AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0)
    いつもコメントありがとうございます。
    上記のタマヤホテルは、タマダホテルでは? 私も1997年の11月、1ヶ月ほど滞在しました。
    さすがにストランドは手が出ませんでしたが。
     ストランドホテルは3月に来る友人が宿泊するとかで、アフタヌーンティーなど呼ばれようかと、、時間がゆったり流れているようなステキなホテルですね。

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