ヤンゴンの「寒い朝」


亜熱帯のミャンマーが寒いなんて? しかし、現実今の時期早朝は寒い。3月の暑季に向かって日中はどんどん気温が上がって来ている。放射冷却現象か? 寒い。しかし、2つ有る温度計を見ると「25℃」なんて事がよくある。NHKのニュースでは、「東京は18℃春のような陽気です」「**では菜の花が1ヶ月早く開花しました」と言っている。 18℃で春ならば、25℃は夏ではないか? しかし、ヤンゴンの誰もが言う実感として朝は「寒い」。


長年考えているがどうしても明瞭な答えが見つからない。もしかしたら、人間が「寒い」と感じる体感温度は、普段の温度からマイナス5度くらいになった時に感じるのかもしれない?30度を常温として慣れ親しむと、25℃でも寒いと感じてしまう。またこの季節風邪を引くミャンマー人も多い。 夕方や早朝にはカーディガンや上着を羽織った女性も目に付く。 マグエ管区から戻ってきたミャンマー人が乾燥と寒さで唇が割れていた。
3,4年前の冬に高温多湿のミャンマーから日本に戻ると、乾燥に唇ががさがさになった。体が順応できない。恥ずかしながら生まれて初めてリップクリームなるものを買った。話は脱線するが、日ごろシャワーしか使わない生活、日本で湯船に肩までつかると、「う~ん お湯ってこんなに重かったっけ!?」と感じる。マグエから戻ったミャンマー人にそのリップクリームを捜し出してくれてやった。ミャンマー人の常で「ありがとう」は言わなかったが、無心にリップクリームを塗っていた。

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