雨季がまだ続いています。衣類や本などにもカビが生えたり、水分を吸って分厚くなる本もあります。それで本棚の整理をしていると、2001年のマガジンと呼ばれる月刊誌「FACES」が出てきました。今この雑誌は廃刊になっていると思われます。現在もファッション雑誌だけでも20冊以上の月刊誌がありますが、1年以上生き延びる雑誌は稀です。日本からの訪問者から頂く日本の雑誌もそうですが、私は絶対に捨てません。1年後2年後5年後に読み返して見ると、また別の意味で面白いからです。
5年前に注目されていた芸能人で、ぷっつり消えている人。今は誰も振り向きもしないその頃の『流行』、スキャンダルで消えた有名人等など、ちょっと前の雑誌というのは、けっこうこういう楽しみ方があるものです。ミャンマーの雑誌でもそれは同じです。まず表紙を飾る5人の美女(?)真ん中の黒ぽい上下を着ている女性は、チョースーキンという歌手で、2度目の夫の間に子供が1人いて、山口百恵の「いい日旅立ち」のカバー曲などを歌っています。今現在も人気があります。写真撮影の頃は独身だったはずです。
一方チョースーキンを取り巻いている4人の美女、本の紹介文にはスーパーモデル(それだけでもチョッと笑えますが)と書かれていたのですが、この雑誌以外で見かけたことは無いです。
また本文中の広告も、2001年の頃の超売れっ子テテモウ(今は太ってきてあまり仕事をしてない、4人目の夫と時々パーティなどの顔を出している)それから先日亡くなったドゥエー(男優)などが多いです。またドゥエーと並ぶ男性スターのルインモウは、この頃結婚したばかりの奥さんとの写真がありました。あれからアカデミー主演男優賞を3回受賞し、可愛い娘さんも出来ました。今やトップ女優のエンドラジョーズィンも、ちらほら広告に出てきて、すでに大ブレイクする兆しが見えています。6年昔の「芸能界のNOW」が見えて、興味深い時間を過ごしました。