カンドーヂ湖でつり
ヤンゴンからマグエまでバスで、13時間。そこから友人のジープで、東に1時間半でベイタノー遺跡。そしてさらに30分で、 タウンドゥインヂーという古い町についた。町の名前は「山に囲まれたその中」という意味を持つ。この町に修復中(2012年完成予定)の巨大パゴダがあった。
町の名前自体が、「地球の歩き方」にも「lonely planet」にも記載されていない。
このパゴダは、正式名アウンミン・ゼーヤーミャッヂー・ゼーティであるが、町の人はヤカインパゴダと呼んでいる。
元々のパゴダ先端
完成模型
ヤカインパゴダ
歴史的にも規模的にもミャンマー有数のパゴダである。パガンのものより大きいし古い。年代は9世紀か?
パゴダの事を紹介したパネルがあったので、読んでみた。完成年度が1373年になっている。これはビルマの年号で書かれているので、1373年に639年を足して西暦2012年になる。
同じように建立された191年は、西暦に直すと830年ということは、パガンにあるパゴダ群(11世紀から13世紀)よりも古いパゴダということになる。
高さは、252ペイ(1ペイは1Feet) 75.6メートルになる。パガンで一番高いダヌービュパゴダが60メーター、2番目のゴードパリンパゴダ55メートルである。
歴史的にも、大きさ的にもミャンマー有数のパゴダになると思う。(ミャンマーで一番高いパゴダは、パゴーのシュエモードー・パゴダで114メートル。ミャンマーで一番有名なシュエダゴンパゴダ99メートル)
後先端の部分を残して修復がかなり進んでいる。ヤカイン族の姫様が、(山ひとつ西に行けばヤカイン州)
このタウンドゥインヂーの豪族に嫁ぎ、寂しくないように高いパゴダから故郷のヤカインが眺められるようにと、姫様の父王が建造させたという。
偶然立ち寄って15分20分間で修復中のパゴダに登り、修復現場の役人にあわただしく話を聞いたので、多少間違いがあるかもしれないが、相当古いヤカイン族のパゴダである事は確かだと思う。
カンドーヂ湖
その後、タウンドゥインヂーの町を車で1周した。カンドーヂ湖とヤンゴンにも王族が造った湖があるが、同じ名前の湖? 池があった。木製の風雅な太鼓橋があり、のんびり釣りをしている人々がいた。
そしてこの古い町からネーピードゥまでは、なだらかな低い山を、少し上っては少し下右に左に回りながら4時間山中をジープで巡りながらたどり着いた。
マグウェからだと、ネーピードゥまで6時間の行程である。