バガン旅行5 馬の床屋

バガン旅行5 馬の床屋
大きなバリカンを両手で持って、馬の全身の毛を刈ってゆく。パガンで5日間雇っていた馬丁のおしゃべり男(19歳)が、ニャアウ地区に行った時に、「馬の毛を刈りたいんだけど1時間くらい時間いいかな」と突然言い出した。「馬の毛を刈る」というのをはじめて聞いたので、「馬の床屋?」と聞き直したくらいだ。何でも馬も最低1年に1回は、全身の毛を刈るのだそうだ。
バリカンは50年前に買ったアメリカ製とか、パガンに馬の毛を刈れるおじさんは独りしかいない。私が行った時期(10月17日から22日)は、観光客が極端に少ない時期だったので、馬車のおじさん達も仕事が無く、皆してこのおじさんの床屋を呼んでたので、10頭待ちでおしゃべり男コ・ピーソンの馬は明後日の予約になった。


集まっている馬丁のおじさん達と少し話した。写真のおじさん(上半身裸の)は、年齢48歳。あの暑いバガンで長年馬車の仕事していて白髪も無いタフな親父だ。馬はメスで26歳パガンで最長老の馬らしい。名前は「MOMO」彼が買い取った時(20年位前)に、日本のアイドル菊地桃子がミャンマーで人気があって、それでMOMOと名付けたそうだ。それ以後は酒井のり子が6,7年前少し人気が出たが、5年位前からず~と韓国の女優、男優が大人気で全く日本人の名前を聞かない。それにちょっと前までは、どこに行っても「日本人?」と直ぐに聞かれていたのが、今は「」韓国人? 」と聞かれる始末。
私が雇っていたおしゃべり馬丁のピーソンと言う名前も、すごい名前である。「全てそろっている」と言う意味で完全無欠の意味である。確かにおしゃべりに関しては、人後に落ちない奴だったが、、、、。あまりにうるさいので「少し黙ってくれないかな?」と言うと、今度は歌いだした。まぁ叫んでいると言った方が相応しいかもしれない。「ドーロンの歌だけど知ってる?」と聞くので、「チョースーキン(歌手)の最初の旦那だった奴で、死んじゃったよね」と言うと、「そう死んだんだ。他の歌手は外国の歌のコピーだけど、ドーロンの曲は、全部彼のオリジナルなんだ。奴の歌は最高だぜ!」としゃべってるかドーロンの曲を歌っていた。

「バガン旅行5 馬の床屋」への2件のフィードバック

  1. AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    馬の散髪はじめてしりました。
    アツイとこらだからでしょうか?
    貴重な経験ですね♪

  2. AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
    お久しぶりです。
    馬の毛を刈るのは、暑いというよりやはり毛が伸びて見苦しくなるんですね。
    ピーソンの馬(メス)名前はラーラー(美しい)でしたが、太って毛並みもよじれていてブスでした。しかし、よく働くそうです。バリカンはアメリカ製ですから、西部劇で見る馬も、やはり時々毛なみを刈りそろえているんでしょうね。
    またパガンの馬のたてがみ等も、気を付けて見ると短くカットして立ている馬、長く伸ばしている馬さまざまスタイルがありました。
    馬は丈夫で、家族同様に扱って20年以上も使役に耐えるそうです。その間にメスなら子供を生んでそれも馬主にとっては貴重な収入のようでした。

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