パガン旅行4 真新しいホテルで初めての客

真新しいホテル・バガン旅行
10月17日から22日まで、日本人観光客がおそらく1人もいないパガンに行って来た。 米国人も直ぐにびびってキャンセルが多かったそうだが、フランス・スペイン・イタリア・ドイツの観光客はほとんどキャンセルが無かったそうだ。
実をいうとパガンには、11回か12回目で今回も目的は観光ではない。まず宿泊地は、パガンの場合3つの地区からなっている。大型ホテルがエーヤワディ河沿いに並ぶオールドパガン地区、パッカーなどが好む安宿が多いニァウン地区、そして中型ホテルが60軒以上もあって、割高なホテルにレストラン、「** の歩き方」にも、ここに泊まるメリットは何も無い、とまで書かれているニューパガン地区の3つである。天邪鬼の私は、あえてこのニューパガン地区に宿を取った。空港からタクシーで7000ks。ちょっと古いがその「** の歩き方2005年版」に2つだけホテルが紹介してあるので、そのホテル名をドライバーに告げた。


ホテルに到着して値段交渉である。ガイドブックに12ドルとある。ホテル側は18ドルというので、この時期およそ観光客は誰もいない(実際 この6日間でニューパガン地区の観光客は私1名だったようだ)安くしてでもお客が欲しいのがホテルの姿勢だろう、、、が、しかし、このホテルのマネージャー、商売が下手なのか?プライドが高すぎるのか、全く値下げしようとしないので、「いいよ、他のホテル捜すから!」と大きな荷物をしょいなおして、表通りに出た。すると直ぐに馬車の兄ちゃんが声掛けてきた。
「お兄さん お兄さん」パガンでは有名な日本語で話しかけてきて、「新しいホテルがあるよ」という、近所だと言うのでその馬車に乗っていくと。
ホテル・ナンエイントゥ、バガン・ミャンマー
Hotel NAN EAIN THU (ナンエイントゥ)
No9 Holding No163
Corner of Khayay Rd.& 
Myatlay Rd.
New Bagan
Tel:9561-60673
ホテルの名前は、「宮殿人」と言う意味かしら?辞書で捜したけど見当たらない。単語の意味から想像してみた。前から思っているが、ホテルの名前は外国人にも耳なじみが良い名前が良いと思う。ヤンゴンにあるホテルでも、トレーダーズホテルとかストランドホテル、セドナホテル等外国人にも直ぐに覚えられる名前。
ヤンゴンにも10年位前にはトップクラスのホテルだった、ミャイェーニョー・ホテルの名前を観光客から聞くことは今はほとんど無くなった。名前が良くない。ミャンマー語の意味は、大変優雅で美しい名前なのだが外国人にははっきり発音できない。ホテルと言うものは本来インターナショナルな存在なので、誰でも直ぐに発音できる名前がベストだと私は考える。実際 発音が外国人に難しい名前のホテルで成功しているホテルは1軒も無い。
そのナンエイトゥ・ホテルは、12ドルで私の予算内だし、先ほどのマネージャに比べたら、見るからに人の良い人相のマネージャ。実際彼は6日間本当に親切だった。その彼いわく「7月23日にホテルをオープンして、初めてのお客さんです。」「ウッ」と言葉に詰まった。長年 旅を続けているが、初めての客の経験はまだ無かった。
なるほど部屋のベッドシーツ、タオルも質がいいものを使って真っ白。シャワールームも便器も未使用。 全く新しい部屋。誰も使ったことが無い真新しい部屋。気持ちよく6日間過ごすことが出来た。
毎日 清掃の後フルーツが一皿 サイドテーブルにおいてあって、最後の夜はマンダレーに住むオーナーからの指示とかで、ディナーまでご馳走になった。そうするとローカルの客だが私が宿泊した2日目に、2家族が宿泊してきて。これも予約無しの客で、私は大体何処でも「福男」と言われ来た。客を呼ぶようだ。
今回の旅で感じたのは、ミャンマー人の親切さというミャンマー関係の本で何度も書かれている「親切心」を改めて感じた。もちろん長年住むとミャンマー人の嫌なところも数々見聞きするわけで、悪い人だって平気でウソをつく輩もゴマントいる。不愉快な思いも何度もしてきたが、今回のように、サービス業という舞台で、客に対して当たり前のことをしている訳だが、それでも待望のお客第1号の私に対して、たった5,6名のスタッフだったが本当に親切にしてもらった。なぜか今回それに非常に感動した。
滞在中にザップエ(大衆演劇)が近所で開催されて、こんな田舎によくこれだけの人がいるものだと感心するくらい1000人以上の人が見に来ていて。とても座る席は無い。端のほうからニコンの大型カメラで舞台を撮影していたら、見物人のおじさんやおばさんが、前に座っている人の家族の人に頼み込んで前の方に前の方にと席を勧めてくれた。本当に全く知らない人たちである。おかげで、ミンターと呼ばれる花形役者を撮影することが出来た。
そういう訳で、久しぶりにミャンマー人の本質的な親切心にも触れた旅でもあった。これはやはりミャンマー人の連れをつけてない一人旅だからだと思う。22日の朝、パガン空港までマネージャのバイクの後ろに乗って送ってもらい、さわやかな風の中久々のパガン旅行は終わった。

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