パガンの南の玄関・ローカナンダーパゴダ

ミャンマー旅行・バガン観光
勘違いは誰にでもあることだが、私はパガンに10回以上行っているが、勝手にニューパガン地区を北とばかり思っていた。思い込みとは恐ろしいもので、12年間くらいそう思い込んでいた。
よくよく地図を確かめるとニューパガン地区はパガン・ニアウーの南部に位置する。ゆえにこの1059年に初めてミャンマー統一したといわれるアノヤーター王が建立したこのローカーナンダ・パゴダは、パガンの南に位置し、エーヤワーデ川から船でやってくる人達の南の玄関だったところである。
今現在のヤンゴンや、ヤカインの方からエーヤワーデイ河をパガンを目指して北上した場合、川べりに立つこのパゴダがパガンで最初に見えるランドマークのようなた建造物である。その昔スリランカからも交易船が行き来していたという。
長い船旅の舟人達は、このパゴダが見えて来ると歓喜しただろう。ローカナンダーパゴダは釣鐘型の黄金に輝くけっこう大きなパゴダで、ニアウー地区やオールドパガン地区ほど、観光客がやって来ないし、うるさい物売りもたくさんはいない。のんびりとエーヤーワディ河の雄大な流れを楽しむにはもってこいの場所である。