ミャンマー最南端コータウンへの旅 1


例年に比べ長すぎた雨季があけた。 しばらく旅をしていない。ミャンマー国内にも何箇所か行ってない場所が残っている。プータオ、ビクトリア山、ロイコー、シュエセッドーなどまだ行ってない。山はちょっと趣味外ではずす。プータオ ロイコーは今現在外国人が入域出来ない。シュエセッドーは今の時分人が多すぎる。それで最南端のコータウンに決めた。
ただ最南端にあるという以外ほとんど何も情報を持たない。G&Gにチケットを頼んだ。ベイに2泊、コータウンに2泊くらいで頼んだら。コータウンに行く便が6日に1度しかない。つまりコータウンから6日間動けないスケジュールになった。
ヤンゴンエヤーウェイで飛んだ。 「高い!」ヤンゴンーバンコクよりもはるかに高い。ミャンマーが旅行者に不人気のひとつが国内便の高さである事を、改めて思い知った。(現地に行って解ったのは、マンダレーエヤーも運行していた。陸路は不可能)。ヤンゴンエヤーウェイ機は、ヤンゴン→ダウェー →ベイ →コータウンと2つの都市を経由して3時間かけて南下する。


ミャンマー全土は日本の1.8倍、南部はタイと国境を接しながら尾長鳥のしっぽのように続いている。そのしっぽの先にコータウンがある。この空の旅、機上からの眺めがすばらしい。ダウェーまでは単調な海岸線。黄色の田んぼ(稲刈りが済んだばかりか?)緑の森、ココア色の河川がゆるゆると蛇行している。まるでコンテンポラリー・アートを見る思いである。ダウェーからベイにかけては、山並みが続く。
ヤンゴンは平地にあるがため、山陰を眺めることは出来ないが、ミャンマーは実は山岳地帯が大部分を占める国土である。ベイ付近の景色は、ココア色の河川が描く模様が実に面白い、地上に描かれた壮大な抽象画のようにも見える。コータウンの空港に、午後3時過ぎに到着した。係官の軍人から「パスポートのコピーが必要です。」といわれた。これは戻りの時もコピーが3部いると言われ、国境の町故の厳しさか手荷物も徹底的に調べられた。懐中電気の単3の電池も没収された。小型のカメラしか持って来てなくてよかったと思った。(大型カメラ=カメラマン=報道関係など邪推されるとまたまた時間がかかったはず)
空港から町までは、オートバイタクシー3000ksや小型トラックが2000ks(180円くらい)くらいで利用することが出来る。ホテルは、確かまともなホテルはHONEY BEAR HOTELが1軒あるきりで、シングルで25ドルだった。 朝食も部屋の掃除も一切何もサービスがないホテルだったが、もう1軒コータウン・モーテルというのがあったが、同じく25ドルで更に汚そうなので、5泊6日HONEY BEARですごした。
写真 富豪島からの戻りの桟橋から撮影。向かって右端のビルがHONEY BEAR HOTEL。