マンダレーにて、 猫とビールと②

マンダレー観光、旅行、ツアー
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マンダレーは過去4回くらい来ているが、1泊か2泊しか連泊したことが無くて、今回のように5泊も滞在したのは初めてである。
街の印象としては、ヤンゴンで人気のシティーマートというスーパーマーケットも進出していて、新しいビルが続々と建築されている。街全体が非常に活気と熱気に満ちている。
ミャンマー交通のシンボル? サイカーとラインカー(トラックを改造したバス)や自転車もかなり減って来ている。それに代わるオートバイが碁盤の目のように道路がクロスするマンダレー市街を、縦横無尽に往来している。これはヤンゴンに住む者の目には、驚くべき光景である。
ヤンゴン市内はオートバイの走行は禁止されている。わずかに公務員 警察官などの運転が許可されていたが、それも最近になって禁止されているので、ヤンゴン市内でオートバイの姿を見ることが無くなって来ているのだ。マンダレーに話を戻す。街中に新しい中国資本の中級ホテルもあちこちにオープンしていた。
英国時代からしぶとく稼いでいるインド系住民と、何かの本で読んだ事があるが100年前にもマンダレー市内に5000人強の中国人が住んでいたそうだが、その子孫か?雲南から移住してきた中国人か?中国人の数がますます増加している感がある。


お人よしのミャンマー人は、商魂たくましいインド人と中国人の間で何をやってるんだろうか?上記に書いたオートバイのあまりの数と、印僑華僑の活躍にどうも好きになれないマンダレーだったが、今回の滞在中に街をぶらついたり、街中で人と触れ合ったり、いろいろ親切な人にもたくさん遭遇して、多少印象が変わってきた。
街は新しい建物も増えているが、昔ながらの古びた町並みもまだまだたくさん残っていて、初めて気が付いたのは、家の軒先や窓辺にも、道路の端や店先に、喫茶店のテー
ブルの客人の足元にも、たくさん猫を見かけた。
猫好きの私には何かとてもこの猫達によって、街全体からふんわり暖かい印象を受けて、少しだけマンダレーが好きになった。また道路の交差点の一角が、どこもミャンマービールの店に変わっていて。市内に何十軒あるのだろうか?
10年前には、競争相手だったマンダレービールの店は1軒も見当たらなかった。3番手であったダゴンビールの店も全く発見できなかった。ミャンマービールのミャンマー全土制覇、一人勝ちの図を見せ付けられた思いである。かくしてビールを友人と飲みながら、猫を眺めてマンダレー滞在の日々は暮れて行った。