ミンタミーは、王女という意味で、ヨッシン・ミンタミーになると映画女優になる。そして女芸人(舞台で活躍する)も、ミンタミーと呼ばれる。写真のミンタミーは、得度式の為に呼んだミンタミー・テテモーさん19歳。
14歳からトレーニングを受けて5年目、徐々に有名になりつつあるミンタミーらしい。得度式を行うAの家では、すでにサインワインという伝統音楽の楽団は予約していたそうだ。少し予算オーバーになるけどやっぱりミンタミーを呼んだほうが、ステージが盛り上げるというので、急遽ジャッパッタンで探し出したミンタミーだった。
通りの名は忘れたが、ジャッパッタンにはサインワインやミンター(男芸人)ミンタミー等の、日本でいう芸能プロのような事務所が並ぶ通りがある。そこまでサイカー(自転車を改良して、お客を2名乗せる乗物)で行った。たくさん事務所がある。綺麗なミンタミーのポスターも貼ってあり、本人がいる事務所も多かった。
今年はブエ(祭り)が少なく去年の半分くらいしか予約が入ってないと、事務所の人たちは必死で売り込む。Aが子供の時の得度式に呼んだミンタミーが良かったと母親が言っていたのを思い出し、通りでミンタミー・サンサンモーを捜した。何軒かで聞いた挙句事務所は分かったが、今は彼女は40歳も越えて太って、あまり踊っていないようだ。(写真右の女性)それで、彼女の弟子で姪のテテモーを呼ぶことにした。
当日オートバイで付き添いの見習いミンタミーとやって来た。テテモーは声良し、歌良し、踊り良し、演技良し、姿良し、顔良し全て合格点のミンタミーだった。(性格も良かった)
実際に踊って、直ぐにマイクを握り歌う、夜中12時から3時まで休み無く演じ、翌日は昼の正午から2時まで、夜の部はは銀色の衣装で激しく妖しく、、昼はピンクの衣装で軽やかに可憐に舞い踊ってくれた。
タイ舞踊も優雅で美しいが、ミャンマーの伝統舞踊はスピードがあり、ドレスの下に薄い布が付けられていて、それが激しく舞うと波のように跳ね上がる、それを踏んだりつまずくことなく、手の動きも細やかで早い、またどんなポーズをとってもどの角度から見ても完璧に美しい。本当に天女が舞っているようなミンタミー・カーに魅了されてしまった。
*カーとは「舞踊」