ミャンマーの最南端というだけの理由で来たコータウンだが、パロントントン・ビーチの他にもいくつか見所がある。1番有名なのが、タテイジュン(富豪島)に行ける。 コータウンの船着場から、タイバーツ150Bで船のチケットを買って、20分くらいで富豪島に到着する。島全体がANDAMAN CLUBの敷地になっていて、ミャンマー国内でも多分1,2を争うような豪華なホテルである。この島はタイ人の観光客が多く利用するのだそうだ。
ギャンブルが出来ることで有名らしい。エステ・マッサージ・ゴルフ・プライベート・ビーチリゾート志向の方にはまたとない施設が整っている様だ。私は一つも利用することなく。ホテルを風のように横切って小1時間ほどで戻ってきた。島内に野生のサルがたくさん見られた。カメラを構えたら、あっという間に逃げていってしまったので、本当に人になれてない野生サルなのだろう。
*HONEY BEAR HOTELの近くにタイバーツへの両替商がある。また、コータウンで売られている商 品はほとんど表示がタイバーツ。もう1つラヨン島が見えている。 ここはタイ領。タイからミャンマー領の富豪島にはビザなしでも行ける。 それならばミャンマー側からラヨン島に日帰りで行けるかどうか?係員に質問したら。
「行けますよ。ただしラヨン島はタイ領ですから、行った時点でミャンマーのビザが終了するので、ここに戻りたかったら、ラヨンからバンコクに行き、ミャンマー大使館で新しいビザを申請して、戻ってきてください」というツレナイお答えだった。
ラヨン島には温泉があるらしい。係りのお兄さん「コータウンにも温泉がありますよ」というので、パロントントン・ビーチに行ったオートバイのお兄ちゃんに聞いたら、20マイル以上も離れていて、かなり遠いというので諦めた。何しろ、4日間もホテルに缶詰になっていたので、自由に使えたのは1日半しか残っていない。
写真はミャンマー最南端の町コータウンの中でも最南端に小高い丘があり、丘全体が公園になっていて、頂上の広場にバインナウ大王の黄金の像があった。かなり大きく立派な像で、町のシンボルになっている。*バインナウ大王は、ビルマ王国中興の祖といわれ、アノヤター大王 アランパヤー大王と並ぶ3大 大王でもある。
国境貿易で潤っているのか、町は活気があり栄えている。ラヨン島に日帰りでタイ製品を買出しに出掛ける人たちが、早朝から列をなして1週間使えるパスを買い求めていた。
町は大きくないが、オートバイも多く、ミャンマービールの生ビールのレストランなども4軒あり。コータンの人は言葉のナマリもあり話が通じないこともあった。 肌はヤンゴンの男たちに比べると更に色が黒い。また顔もタイ人に近いように見受けられた。
バングラディッシュよりの西端のヤカイン州の人たちが、インド系の顔をしているのと同じか?最南端という以外にさほど見所もない町であるが、世界中どこでも出没するオーストリア人やドイツ人の観光客がいたことにも少し愕いた。
ホテルで「日本人が来るか?」とたずねてみたら、「年に1名くらい来るかな?」という答え。そういえばホテルのフロントのカウンターに大きな日本人形が飾ってあった。たぶん、もう行くことはないだろうが、最南端に行くことがそもそも目的だったので、満足して帰途に着いた。