インレー湖 インデイン・パゴダ

インレー湖 インデイン・パゴダ
シャンのソーボワ(藩主)が建立したパゴダ
インレー湖 インデイン・パゴダ
奥インレーでも見られる、木とパゴダの競演
インレー湖は3回目である。1997年1回目は、湖上をボートで行く時、身を切るような寒さで途中の土産物屋さんでシャンの上着を買った。
2回目2004年 ジャンバーは着ていたものの、素足にサンダル履きだったので、もうどうしようもなく足が冷たい、ルエエイと呼ばれるシャンバックに足を突っ込んで暖をとった。
そして今回である、靴下にワーキングシューズ、ジャンバーと万全を期したつもりだったが、湖上に出るとやはり寒い、1時間ばかりはそれに耐えていたが、ふと後ろを見るとガイドの女性は、毛布をかけている。それで座席の背に毛布が用意されてるのを遅ればせながら知って、やっと防寒できた。ミャンマーはこの時期かなり寒いのである。
今回は初めて、インデインパゴダに行った。ここでも遅ればせながら、考えが及んだのは、ミャンマーで1番大きなインドージ湖、2番目のインレー湖、ヤンゴン大学の裏手に広がるインヤー湖 そして今回のインデイン湖。どれもインが付く、それでやっと思い出したのは、イン自体が(池や湖)を表す言葉なのだ。この地に住むインダー族は、イン(湖)ター(民)というわけである。
そのインデェイン・パゴダは、14世紀から18世紀にかけて建立されたシャン族の朽ち果てたパゴダが1000基以上残っている。バガンのパゴダ群のように、すべて修復されていないのが逆に風情があって、日本人の心情にマッチしているような気がする。


インレー湖 インデイン・パゴダ
全部で1000基以上の古いパゴダが傾きながら立っている。
パゴダまで続く2200F(660米)もある回廊の柱は、何百本あるのだろうか?最後のソーボワ(藩主)が、ギリシャ風にデザインしたとあるが、まぁ確かにミャンマー風ではない。その回廊にたくさんの土産屋が続くが、どこも流行っていないようだ。
インレー湖の陸地の町、ニィアウンシュエで、3000ksのシャンズボンが、ココでは2倍の値が付いていた。インデイン・パゴダはここ数年、欧米人の間で人気が出てきた観光スポットで、私も初めてきたが、インレー湖南部から水路で20分でいける。
一方、2003年から開放された奥インレー・サカーや、タウンジーまで行き、そこから車で2時間以上かかるカックー遺跡は、パオー人ガイドと入域料合計8ドル、奥インレーは21ドル(どちらも2003年当時)支払わねばならない。
ほとんどのパオー人ガイドは、日本語も英語も話せないので、もう1名日本語ガイドも必要になる。私の今回のガイドさん、ナンキンピューさんはパオー族の女性英語ガイドだった。私はカヤー州ロイコーもインレー湖も、ミャンマー語で説明してもらった。(今や英語よりミャンマー語のほうが理解できる)
ヘーホー空港から来た旅行者は、ニィアウンシュエのゲイトで入域料3ドル支払う。(私は、今回初めて支払ったような気がするが、、、)
それで私はインレー湖観光に、インデイン・パゴダをお勧めしたい。特別の入域料もいらず、パオー人のガイドもつける必要もなく、短時間でインレー湖からボートで行くことができるからだ。
そして、インデイン・パゴダは、カックー遺跡と奥インレーが持つ要素、歴史的価値、遺跡の美しさなども併せ持ち、最近欧州の人々に人気が出てきて、レストランなどもたくさんオープンしている。