もう一度行きたいチャイントン(シャン州)

温泉  個室でお湯に入るバンガローが繁盛していた。
温泉  個室でお湯に入るバンガローが繁盛していた。
オートバイを改造した3輪車 トンベインカー
オートバイを改造した3輪車 トンベインカー 三(トン)輪(ベイン)車(カー)
民族衣装のアカ族
民族衣装のアカ族
先週 カヤー州ルインコーに行ったことで、ミャンマー国内全7州全7管区すべて足跡を残した私だが、まだまだ行ってない場所も多い。プータオ、インドージ湖 ビクトリア山、など今後の課題である。
よく人様から尋ねられるのが、「どこが一番よかったですか?」と言う質問である。1番を決めるのは非常に難しいが、もう一度行きたい地は チャイントンだと答えている。英語表記ではKengtungであるが、ミャンマー人の実際の発音は、チャイントンと聞こえる。
チャイントンは、有名なパゴダがあるわけでもなし、パガンのように歴史的建造物もない。景色にしても、チャイティーヨーやインレー湖のほうが、はるかに美しいかもしれない。少数民族を尋ねるトレッキングもカローを超えるものがある訳ない。
なのに、なぜ心惹かれるのかよくわからないが、、、ずいぶん前に失われた日本の田舎の風景を思い出させるからかもしれない。
トレッキングで、アカ族やアミ族を訪ねたが、ヨーロッパの女性が、アカ族の家まで入って見ていたが、先日のパラウン族(首長族)の家でも、「家の中見れますよ」と言われても、やはり他人のプライバシーは覗きたくない。それで、チャイントンでも6村行く予定のトッレッキングを2つの村で終わりにしてもらった。
このあたりの農家の家が日本の田舎の農家の造りに(昭和30年くらいの)、似ているのに驚いた。チャイントンに伝説が残っている。
300年くらい前だろうか?ビルマ軍によって破壊されたタイのアユタヤの日本人町(人口8000人)から逃げてきた倭人(日本人)150名ほどが、このタイとミャンマーの国境あたりに落ちのびて来たそうである。
倭人は礼儀正しいし教養もあったので、村の長が大切に保護し、村の娘達と結婚して定住したという。今でも日本の文化のいくつかが残っていると言う。あくまでも伝承でしかないが、ありうる話であると思う。チャイントンの市場で、黄粉 豆腐 こんにゃく、納豆なども売られていた。
忘れてはならないのが、温泉もある。 町から30分くらい車で行ったところに良質の温泉が沸いている。温泉は、ラショー、インレー湖、南のほうではタトン、ダウェー、コータウンなどの温泉にも入ってみたが、チャイントンの温泉が一番よかった。 又、施設としてもしっかりしていた。