PYUという町

myanmar bus
マンダレー街道を北上し、パゴー管区の地方都市ピューに行って来た。観光旅行ではないが、バスで往復した。連れのミャンマー人が、ガソリン代の値上がりでバス代も上がっているので、汽車で行こうという。汽車はミ(火)ヤターという中国語の火車の訳語だと思われる。
バス代片道4500ks 汽車だと700ksだと言う。 しかし、外国人は汽車は30ドルである。これをksに換算すると、今のレイトでは4万ks、実にローカルの57倍の値段。結局ローカルも外国人も同額のバスにした。(中には外国人を乗せないバスもある)1週間前に出発間際に、奇病発生でキャンセルしたバスの旅、今回も少し風邪気味を懸念しつつも出発した。

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渡れない大河

渡れない大河
目の前に大河が横たわっている。ヤンゴンからチャイティーヨー・パゴダに行く時も渡るシッタン河だ。第2次世界大戦の末期に、日本の兵隊さん、看護婦さん従軍慰安婦の女性など1万人近い人々がこの川で亡くなっている。ここはパゴー管区ピューという地方都市から東に1時間半、オートバイの背に乗ってやって来た。3年前には向こう岸にあるドーダン村に渡り、知人の家々を訪ね歩き愉快な時間を過ごした。その渡し場である。前回は水牛や洗濯する村人でにぎやかだった対岸は、無人でここ数日の長雨で川の水かさは限度いっぱい土手まで来ている。

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Lーサインズィと由紀さおり

ミャンマー芸能界紹介
ヤンゴンに日本から持ってきているCDが多々ある。各種ジャンルもバラバラでクラシックから映画音楽、歌謡曲、ボサノバ、ロック、フォーク、シャンソン、オペラまで楽しんでいる。Lーサンズィは、去年から急に出てきたカチン族の女性ボーカリスト(宗教はクリスチャン)です。声が美しく、音程も正確。CDジャケットにも顔写真が無く、ポスターも無くて仕方なくDVDに出演中の姿を撮影して見ました。(難しい!)

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1ドルの船旅

ヤンゴン周辺観光
ヤンゴン港は河の港です。 海からは何マイルもヤンゴン川を遡って、内陸に入り込んだ港です。ヤンゴン河に沿って道路が開発され、歴史も古く英国領時代に建設されたストランドホテルがあるので、ガイドブックなどにはストランドロードとなっていますが、ガイドや英語が出来る人以外の多くの一般のミャンマー人には、ほとんど通じません。普通ミャンマー人は、この道をカンナーランと呼んでいます。カンナーが「川端」ランは「道」の意味です。そう川端通りですね。
ストランドホテルの前から、ヤンゴン河の向こう岸ダラーまで、外国人は1ドルでフェリーに乗ることが出来ます。ミャンマー人は10ksです。10ksは約1円です。庶民のまさに足です。時々このフェリーに乗って、ダラーを散策します。特に目的があるわけではないのですが、河を1つ越えただけで、このあたりは橋もかかってないし、2階建以上の建物も無く、都会から直ぐに田舎町の雰囲気です。そしてダラーを出ると田植えを待つ大いなる田園地帯になるのです。

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「ヤンゴンの地震騒ぎ!」

「ヤンゴンの地震騒ぎ!」
ミャンマー人の悪しき行動形態の中に、噂に扇動される悪癖がある。何度目かな? 昨日(9月13日)も夜10時を回っているのに、ビル(エレベーターの無い8階建て)の住人が外に出て、道路端に、座り込んでいるのだ、それも大勢の人。
何事かと聞けば、「今夜 10時に地震が来る」と言う。「???」インドネシア スマトラ沖での強い地震、M8.3などのニュースを聞き、こんなデマ情報の噂がヤンゴン中を飛び交う。地震のデマは覚えているだけで、3回くらいあった。誰が一体地震が何時に起こると正確に予測できるというのだろうか??
子供じみたデマ情報が誠に多い。爆弾騒ぎのデマ情報も一時週に1回位出ていたし、それに振り回まわされる人が多いのもミャンマーである。最近の噂で真実だったのは、映画スターの「ドゥェーの突然の死」位のものである。
噂には仕掛け人がいるのだろうか? また市中のサテンにコーヒー1杯で長時間粘っている、あまたのおしゃべり男供! 酒によってクダマクおじさん、1日中電話している情報通の電話魔のおばさん。1日中ガーガーしゃべっているうるさいお姉さん。ミャンマー人は、日本人に比べてもおしゃべりな民族だと思う。Photoは、地震も津波も来なかった平和なヤンゴン河の辺に建つ名刹ボータタウンパゴダです。

「ミャンマーは何処に?」

ミャンマーて何処?知らん
10年前には、ヤンゴンでは日本の情報やニュースを入手するのは、非常に困難だった。まだインターネットも無い頃、日本の新聞は高いし、貧乏人には毎日買えないし、兎に角 ニュースに飢えている時期があった。それが今は、メールも瞬時に届くし世界中とインターネットで繋がっている。衛星放送で日本のNHK Worldも見れるようになって、本当にこのあたりの進歩は著しい。
それで毎日NHK Worldを見ている。この中にWorld Weatherという天気予報の番組がある。 天気図もいろんなパターンがあり、特に土日はまた違った映像を使っているが、毎日見ているとあることに気が付いた。ワールド ウェザー 世界の天気なのに、ミャンマー国が入っていないのだ。

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「ちょっと前の月刊誌から」

「ちょっと前の月刊誌から」
雨季がまだ続いています。衣類や本などにもカビが生えたり、水分を吸って分厚くなる本もあります。それで本棚の整理をしていると、2001年のマガジンと呼ばれる月刊誌「FACES」が出てきました。今この雑誌は廃刊になっていると思われます。現在もファッション雑誌だけでも20冊以上の月刊誌がありますが、1年以上生き延びる雑誌は稀です。日本からの訪問者から頂く日本の雑誌もそうですが、私は絶対に捨てません。1年後2年後5年後に読み返して見ると、また別の意味で面白いからです。
5年前に注目されていた芸能人で、ぷっつり消えている人。今は誰も振り向きもしないその頃の『流行』、スキャンダルで消えた有名人等など、ちょっと前の雑誌というのは、けっこうこういう楽しみ方があるものです。ミャンマーの雑誌でもそれは同じです。まず表紙を飾る5人の美女(?)真ん中の黒ぽい上下を着ている女性は、チョースーキンという歌手で、2度目の夫の間に子供が1人いて、山口百恵の「いい日旅立ち」のカバー曲などを歌っています。今現在も人気があります。写真撮影の頃は独身だったはずです。

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最近のヤンゴン

最近のヤンゴン
昨日は大雨が降り。道路は何処も「川」に変わり、車はモーターボートのように水しぶきを上げながら、走っていました。それより走行中、吹き付ける強烈な雨粒に前方がほとんど見えない状態です。よく事故らなかったと思いました。ガソリンの急な値上がりから4週間くらいたち、ヤンゴン市内は一見平穏無事落ち着いて見えます。しかし、日本人の知人が泊まっていたホテルに迎えに行ったら、ホテルの付近で10歳以下に見える子供の物乞いが数人について来ました。
以前から全くいなかった訳ではないですが、こんなにあからさまに物乞いする子供が増えたのは最近のように思います。子供に限らず、おばあさんの物乞いや最貧層の人たちが増えてきているようです。残念なことです。他方 日本円で1台1000万円位するランドクルーザーで、高級スーパーで買い物する富裕層も健在で、店内のレジ付近が毎日混雑しています。また、市内数箇所にあるお金持ちの子弟が通う小中高の学校付近では、昼過ぎの下校時には、送迎の車の停車で相変わらずものすごい渋滞になります。
しかし、何も貧富の差が拡大しているのは、ここミャンマーだけではなく、世界的傾向のようですが、、、。Photo 9月6日 午前6時のシュエタゴンパゴダです。昨日の大雨でカンドージ湖の周囲の散歩道もコケですべり、派手に横転してしまいました。見ている人はほとんどいなかったが、腰と手が今も痛い。

ミャンマー写真集『遊行』

ミャンマー写真集『遊行』
バングラディッシュに隣接するヤカイン州ミヤウに行った事を、たくさん書いてきました。これほど書くべきことが多い旅行も珍しい。1人の日本人と会わなかったが、この写真集に出会いました。ミヤウにある小綺麗なナワラッホテルに宿泊した時に、ロビーの本棚に、旅行者が置いていった本が本棚に並んでいました。他のホテルでもよくそんな本コーナーがありますが、日本語の本は無くこの大きな写真集だけが目に付いて中を開いてみると、、、。
写真集に関してメモを取っていたのですが、どうやら紛失してしまったらしい(後から出てきた 反省)写真家の関谷 巌氏の「ミャンマー写真集 遊行」とあり、著者で写真家の関谷氏ご本人が、このホテルに寄贈されたものです。今年の1月にホテルに宿泊されて、自筆のサインが写真集に記入されていました。昨年の日本国内の流行語に「品格」と言う言葉だったそうですが、この写真集は何か「品格」が漂う写真集だと感じました

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Parcel パーセ

Parcel パーセ
ミャンマーで一番ポピューラーな麺料理モヒンガー。この誰でも大好きなモヒンガー屋でも毎日見られますが、小さなポリ袋(チュチュエイという)に入れて、お持ち帰り用にしてもらう事を、パーセと言います。「モヒンガー パーセね」と言うと、麺とスープを1人前分づつ別々の袋に入れて渡してくれます。このパーセ、遅まきながら英語のParcel(包み、小包 小荷物)が訛ったものが語源だとこの頃気が付きました。
他にもHotel(ホーテー タイ語もこうなります) Model Girl(モデゲー)等、最後のLの発音は消えます。それでParcelの最後のLが消えた発音、パーセになったのでしょう。ミャンマーは元英国領です。他にも英語が訛ってビルマ語化した言葉がたくさんあります。