大きなバリカンを両手で持って、馬の全身の毛を刈ってゆく。パガンで5日間雇っていた馬丁のおしゃべり男(19歳)が、ニャアウ地区に行った時に、「馬の毛を刈りたいんだけど1時間くらい時間いいかな」と突然言い出した。「馬の毛を刈る」というのをはじめて聞いたので、「馬の床屋?」と聞き直したくらいだ。何でも馬も最低1年に1回は、全身の毛を刈るのだそうだ。
バリカンは50年前に買ったアメリカ製とか、パガンに馬の毛を刈れるおじさんは独りしかいない。私が行った時期(10月17日から22日)は、観光客が極端に少ない時期だったので、馬車のおじさん達も仕事が無く、皆してこのおじさんの床屋を呼んでたので、10頭待ちでおしゃべり男コ・ピーソンの馬は明後日の予約になった。
パガン旅行4 真新しいホテルで初めての客
10月17日から22日まで、日本人観光客がおそらく1人もいないパガンに行って来た。 米国人も直ぐにびびってキャンセルが多かったそうだが、フランス・スペイン・イタリア・ドイツの観光客はほとんどキャンセルが無かったそうだ。
実をいうとパガンには、11回か12回目で今回も目的は観光ではない。まず宿泊地は、パガンの場合3つの地区からなっている。大型ホテルがエーヤワディ河沿いに並ぶオールドパガン地区、パッカーなどが好む安宿が多いニァウン地区、そして中型ホテルが60軒以上もあって、割高なホテルにレストラン、「** の歩き方」にも、ここに泊まるメリットは何も無い、とまで書かれているニューパガン地区の3つである。天邪鬼の私は、あえてこのニューパガン地区に宿を取った。空港からタクシーで7000ks。ちょっと古いがその「** の歩き方2005年版」に2つだけホテルが紹介してあるので、そのホテル名をドライバーに告げた。
バガン旅行3 「王妃アベヤダナーの胸のうち」
野外ステージショー 2
毎回盛り上がる野外ステージショーです。ミャンマー語は語尾が消える傾向があるので、「ステーショー」と聞こえます。そのステーショーですが、今回の主な出演者は、ハントゥルイン・ALEX・ピューピュージョーテインでした。まず数名の前座歌手のような出演者がステージで歌いますが。有名でもない歌も下手な歌手には「次にゆけ!!」「次にゆけ!!」の大合唱が観客の間から沸き立ちます。けっこうミャンマー人の観客はシビアで容赦無しです。
いよいよ今人気が沸騰しているハントゥルインの登場です。すでに会場は興奮の坩堝(るつぼ)、ディスコ会場に変わってしまい、右隣で、前で、左となりで飛び跳ねる若者に足を踏まれながら、後ろからはペットボトルの殻が飛んできて頭にぶつかるし、いちいち腹立てていたら野外ステーショーを見る資格は無いのでしょうね。
ダディンチュの祭り(野外ステージショー1)
10月26日は、ミャンマー暦の7番目の月タディンジュ月の満月日でした。お店も会社も官庁もほとんどお休みで、私の周囲にいるミャンマー人も、ある人は田舎に帰り、またある人達はチャイティーヨー(山の頂上の岩の上にパゴダがある、世界秘境の1つ)に登り、またヤンゴン市内で田舎から出て来た人を、パゴダめぐりに連れて行っている人などさまざまです。
私は、田舎から来たスタッフの親戚を連れて、野外ステージショーに行って来ました。ダディンチュがあけると、雨安居の間慎んでいた、結婚式やコンサート、ザップエ(大衆演劇の一座)の公演などが解禁になります。周囲4km以上もあるカンドージ公園内の中にある1つの島(今は橋がかかっている)で、野外コンサートが開かれました。主な出演者は、ハントゥルイン・Alex ピューピュージョーテインです。
ダディンチュ祭りの日
バガン旅行2 「パゴダと寺院と僧院」
Photoは、ニューパガンに程近いDHAMMA YA ZIKA PAGODA (ダマヤジカ パゴダ)の上から撮影した夕日です。10月21日 2007年) パガンは年中暑く乾燥した土地である。普通ヤンゴンを早朝便(あまりに早朝すぎるので旅行者には全く不評だが)で到着して、午前中に馬車や車で見て回る。中には自転車で回っている人もいるが、相当の体力がいる。そして昼食をとった後、午後の4時くらいまで休憩するのが、バガン観光の大体のスケジュール。パゴダでは何処でも裸足にならなくてはいけないし、猛暑の中では足の裏も耐えられない。
バガン旅行1
夜間外出禁止を解除(curfew)
ミャンマーで昨日よりミャンマーの軍事政権は、最大の都市ヤンゴンや第2の都市マンダレーでなどで夜間外出禁を全面的に解除しました。従って夜も通常通りに戻りました。
バーゲン
今月の26日から雨安居の期間が終わります。雨安居があける前からダウンタウンのスーパー、電気製品屋、服屋等にはバーゲンが始まっている風景を見られます。都会ではその安売りの印は季節の移り変わりとして感じられます。また、雨安居があけたら目上の方、お世話になった方にお礼をあげる習慣がありますので、お土産バスケットもたくさん販売されます。